SSブログ

日本通訳学会 第15回関西支部例会のお知らせ [関西支部]

第15回関西支部例会を次の要領で開催する予定です。

[日時]:2007年7月14日(土)3:00~5:30
[場所]:千里クラブ(地下鉄御堂筋線千里中央駅北出口すぐライフサイエンスセンタービル20階)

<研究発表1> 中村真由美会員(プール学院大学)
「最近の福祉関連用語に見られる特徴と、翻訳者が持つautonomyの可能性につい 」
<要旨> 翻訳理論は、目標言語と起点言語のいずれを重視するかという問題に関して、時代や思想の影響を受けてきた。現在は、その判断において翻訳者の自律性(あるいは自由裁量autonomy)が尊重されようとしている。養護学校のホームページは、おもな目的が学校の紹介であり、基本的には、目標言語を重視した、英語の受け取り手にとってわかりやすい翻訳をすることが求められる。しかし、起点言語である日本語の語彙のうち、漢字表記とひらがな表記の違いに、人権意識が反映されていると考えられるものがある。そういった語彙については、目標言語を重視するテクストの中にあっても、翻訳者が自立性を発揮し、起点言語を尊重した表現を模索しなければならない。

<研究発表2> 西田万里子会員(聖和大学非常勤講師、翻訳業)
「大学の選択科目としての翻訳教育」
<要旨> 現在日本では、様々な目的で大量の翻訳が行われている。分野を限定せずに翻訳を語ることは不可能であるが、大学の選択科目としての翻訳の授業において発表者は、一般的に質の高い翻訳とはどういうものかを、翻訳理論や言語学の用語などを踏まえて考えてもらうことを目標としている。また、今学期の新たな試みとして、積極的にオンラインの翻訳を利用してのエディティングやリライト練習を取り入れ、翻訳が単に和訳ではないことの理解を深めようとしている。発表ではその過程において考察したことを論じたい。

[参加費]会員:無料  非会員:1,000円
[出席の連絡]7月7日(土)までに、船山(funayama@hcn.zaq.ne.jp)までお願いします。

なお、終了後近くの店で懇親の会を予定しています。お気軽にご参加下さい。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。