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関西支部第21回例会のお知らせ [関西支部]

日本通訳翻訳学会関西支部第21回例会のお知らせ

[日時]:2009年7月25日(土)3:00~5:30
[場所]:西宮市大学交流センター(阪急西宮北口駅北改札口を出て右手、隣接の「ACTA西宮」東館6階)

<研究発表1>
発表者:石原知英会員(広島大学大学院博士後期過程)
題目:「翻訳プロセス研究における手法の検討 -思考発話法の反作用を中心に-」
要旨:本研究の目的は、翻訳プロセス研究における研究手法を見直すことである。本研究では、これまでの研究で主に用いられてきた思考発話法について、反作用(Reactivity)の観点から再検討を行った。具体的には、22名の協力者に3種類のテクストの翻訳課題を与え、(1)タスクの所要時間、(2)プロダクトの評価、(3)内容理解度、(4)協力者の反応という4つの指標について、思考発話群、回顧(Retrospective interview)群、手法なし群を比較した。その結果、思考発話法は、学習者が感じているほどの負の作用がないと結論づけられた。 

<研究発表2> 
発表者:平島晶子会員(神戸松蔭女子大学大学院博士後期課程)
題目:「日英同時通訳における予測と予測能力」
要旨:事前情報がなくコンテクストに頼ることができない同時通訳環境で、述語が最後にくるうえ「肯定か否定かが文末近くにならないとわからないことの多い」日本語が起点言語であっても、文の終わりまで待たずに訳出開始できるのは、聞いた部分の後にどんな種類の語句が来るか予測できるからと考えられる。如何に予測しているのか、いわゆる予測に「効く」語がなくても予測できるのか、述部を除いた短文の羅列を聞き、文を完成させながら同時通訳をする実験と、対照的な2種類のテキストの同時通訳結果を比較し調査した。 

[参加費]会員:無料  非会員:1,000円
[出席の連絡]7月18日(土)までに、船山(funayama@hcn.zaq.ne.jp)までお願いします。
なお、終了後近くの店で懇親の会を予定しています。お気軽にご参加下さい。


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