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関西支部第42回例会のお知らせ [関西支部]

関西支部第42回例会を下記の通り開催いたします。

今回初めて梅田の会場で行います。まだ席が残っておりますので、ふるってお申し込みください。
また関心のおありの方にもお声掛けいただけますと幸いです。

日本通訳翻訳学会関西支部第42回例会
【日時】2016年7月23日(土)15:00-17:30
【場所】龍谷大学大阪梅田キャンパス 研修室
同キャンパスへのアクセス
http://www.ryukoku.ac.jp/osaka_office/access/
      

発表1
【タイトル】日中難訳語についての考察
【発表者】入江沢竜(関西大学外国語教育研究科)
【要旨】
日中学習者は学習や実践の際に語学環境や文化背景などの影響により、難訳パターン由来の誤訳が多発しているのが現状である。それらの発生しやすい難訳パターンや難訳語を品詞ごとに分類し、名詞、動詞、形容詞、数量詞、同音異義語などに発生する難訳要因を考察する。そして、発生要因に即した訳語を提案することにより、難訳による誤訳を回避し、難訳パターンのスムーズな訳出に役立てたい。本考察は日中学習者への注意喚起や日中通訳者を目指す方々への問題提起に繋がることを期待する。

発表2
【タイトル】パラテクストの視点から見た中国と韓国時代劇の日本語字幕における注の使用と比較
【発表者】鄭雁天(神戸大学国際文化学研究科博士後期課程)
【要旨】
視聴覚翻訳では、時間・空間などの制約があるため、通常注の使用は難しいと考えられ、特にその主流形態の1つである字幕翻訳では、注を付け加えるどころか元発話の削除、凝縮、改変といった方法が頻繁に用いられる。とはいえ、作品によっては注が多用されるものも実は存在し、更に、注を字幕翻訳における1つの大きな要素として認め、通常の字幕翻訳と区別して用語解説付字幕を推進すると思われる試みがなされている。その内、時代の差異やジャンルの特殊性などがゆえに、注の必要性が高くなると見られる時代劇が典型的な例として挙げられよう。
本稿では、注がパラテクスト要素の1つであるという立場にあり、Genette(1997)によるパラテクストの5つ(spatial・temporal・substantial・pragmatic・functional)の特性の視点から、中・韓時代劇の日本語字幕における注の使用がどうなっているのかを考察および比較し、またそれらの注の使用がどのような要因と関わっているのかを探ってみたい。

【参加費】会員:無料  非会員:1,000円(学生500円)
【出席のご連絡・お問い合わせ】田辺(tanabe@mail.kobe-c.ac.jp)までお願いします。
なお、終了後懇親の会を予定しています。お気軽にご参加下さい。
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