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第21回例会のお知らせ [例会]

日本通訳学会第21回例会のお知らせ

[日時]5月13日(日)午後1:00―5:30
[場所]東京外国語大学(府中)研究講義棟101マルチメディア教室
第1部1:00―3:00
[演題] フランスの言語政策
[発表者]:三浦信孝 (中央大学教授、会議通訳者)
[概要]:ヨーロッパという多言語多文化社会におけるフランスの言語政策について、フランス語会議通訳者の視点から語る。

第2部 3:30―5:30
[演題] 言葉の鏡
[発表者]アーサー・ビナード (詩人、翻訳家)
[概要] 言語は、伝達の道具であると同時に、世界を見るレンズの役割も果たす。日本語メガネと英語メガネをかけかえることで、眺めはどう違って見えるか、詩人の観点から語る。
[参加費]会員 無料 非会員:1,000円

会場の行き方:西武多摩川線多磨駅から徒歩約5分
京王線飛田給駅から京王バスで東京外国語大学前停留所下車、徒歩0分(バス所要時間 約10分)
http://www.tufs.ac.jp/common/is/university/access_map.html
[参加お申し込み・問い合わせ先]日本通訳学会事務局(水野的)
e-mail:secretariat@jais-org.net  FAX:03-3811-9836


第20回例会報告 [例会]

日本通訳学会第20回例会報告

皆様。少し遅くなりましたが例会報告です。10月22日(日)に青山学院大学で行われた第20回例会は、新しい例会方式になってから最初の企画で、早稲田大学教授、松坂ヒロシ先生の「英語音声の姿-英語学習者のための音声学」と、外務省総合外交政策局勤務の宮本新吾さんによる、「外交場面における通訳総理大臣通訳者の実際」についてのお話をいただきました。 「松坂先生のユニークな音声学も、宮本さんのご苦労・ご活躍ぶりも非常に生き生きしていて、大変良い刺激になりました。」という参加者からの反応をいただいています。


松坂先生の講演で印象的だったのは、「小学校の歯の教材」からヒントを得て、教材屋さんから入手したという巨大な歯の模型。それと日本人が発音しやすいように、独特のイラストをご自分で描いてwoman の発音は「魚万」という魚屋さんを考えるといい、など長年の指導経験に裏づけされた簡潔で的確なアドバイスは参加した全員の参考になったとおもいます。

宮本さんはまず、外務省の中でどのように通訳者が養成されているかのお話をくださり、その後実際に総理通訳官としてのご体験から総理に随行する際に、まわりを十重二十重にとりまいている随員のなかをどう、かきわけて通訳が必要とされる現場に真っ先に到達できるようにするのか、「ロジ」の工夫が本当にたいへんである、通訳者としての仕事をする以前に配慮すべき点がいかに多いのか、という外交現場の通訳を実感できる話でした。


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