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関西支部例会のお知らせ [関西支部]

=======日本通訳翻訳学会関西支部第26回例会のお知らせ==========

日本通訳翻訳学会関西支部第26回例会を以下の要領で開催します。多くのかたのご参加をお待ちしております。

[日時]:2011年3月26日(土)3:00~5:30
[場所]:西宮市大学交流センター(阪急西宮北口駅北改札口を出て右手、隣接の「ACTA西宮」東館6階)


<研究発表1>
発表者:南條恵津子(神戸女学院大学大学院博士前期課程)
題目:「翻訳としての『小學讀本』の分析:機能の変化」
要旨:明治6年から明治20年代まで、小学校で広く使われた教科書、『小學讀本』は、田中義廉による翻訳である。起点テクストは1860年代からおよそ30年間、合衆国で広く用いられたWillson’s First and Second Readers。翻訳書『小學讀本』をみると、文体は直訳的で、起点言語志向であるが、内容的には目標文化志向で翻案の手法が多く用いられているといえる。本研究では、主としてライスの機能的翻訳論のスキームを用い、起点テクスト―目標文化テクストの機能の変化を観察し、その観察の結果から、当時のどのような文化的・社会的要請(文部省の意向など)が、『小學讀本』の翻訳スコポスを決定する要因となったのかを考察する。


<研究発表2>
発表者:宮元友之(会議通訳者・大阪女学院大学非常勤)
題目:「ポートフォリオ・アプローチに基づく大学学部レベルの通訳理論・実践教育の可能性」
要旨:通訳訓練法を応用した授業は既に大学学部教育でも盛んに実施されるようになってきているが、概ね実践に重きを置いた指導が中心になっていることは想像に難くない。大学院教育の現場では通訳理論の学習も含めたより広範な専門的教育が実施されつつあるが、学部レベルでいかに理論を指導するかについてはまだ未整備の状態であると言えるのではないか。時間的制約、及び何を教えるべきかというコンセンサスが得られていない中で、実践訓練以外の通訳の理論的側面をどう指導していくかを検討していくことは、今後大学での通訳教育をアカデミックな側面からも発展させていくためにも重要であると考える。本発表では、通訳理論・実践の指導アプローチの一つとして、ポートフォリオ・アプローチによる自立・共同学習の可能性を探り、実践例の紹介を行うことで、大学学部生に対する通訳理論・実践教育の今後について検討を加える契機としたい。



[参加費]会員:無料  非会員:1,000円(学生500円)
[出席の連絡]3月19日(土)までに、西村(nishimur@tachibana-u.ac.jp)までお願いします。
なお、終了後近くの店で懇親の会を予定しています。お気軽にご参加下さい。

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