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==日本通訳翻訳学会関西支部第28回例会のお知らせ== [関西支部]

日本通訳翻訳学会関西支部第28回例会を以下の要領で開催します。
皆様、ふるってご参加ください。

[日時]  2011年12月3日(土)3:00~5:30
[場所]  西宮市大学交流センター(阪急西宮北口駅北改札口を出て右手、隣接のACTA西宮」東館6階)

[発表者]  尾谷美紀子(大阪大学非常勤講師)

[題目]  「中国語による医療通訳マニュアル作成の課題と展望」
[要旨]  ここ数年、日本国内でも外国人観光客を対象にした医療観光に関心が寄せられているが、現時点では検診が主流といえる。検診では安全面また他の日程に影響をきたさないよう、限られた時間内に合理的に安全に対応することが非常に重要である。そこで、通訳を配置しても検診の説明や注意事項、簡単な動作指示といった言語表現をあらかじめ設定したマニュアルを使用すれば、検診の合理化が可能になると考えられる。
そこで、本発表は201012月に南海電鉄が実施した中国人観光客を対象にした医療観光体験ツアーを事例に、検診を主体とした医療観光におけるマニュアルのひな型を提示し、医療観光における通訳の課題や問題点について検討するものである。

[発表者]  山本一晴(大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程)

[題目]  「地域のコミュニティで活動する通訳者及び翻訳者に関する現状と課題」
[要旨]  国際化施策の柱として多文化共生という新たな理念を総務省は掲げ、外国人を生活者として地域で共に生きていくためのプランを推進している。その一つに、日本語によるコミュニケーションが充分でない外国人住民を対象に、教育や医療の場を中心にして通訳や翻訳支援が図られている。情報の多言語化についてはこれまで情報の受け手を対象にした実態調査やニーズ調査が多くの自治体で実施され、また医療や司法分野を中心に倫理や制度という枠組みそのものについての議論もなされてきた。しかしながら、多言語情報の提供等支援する側の実務者、とりわけ通訳者や翻訳者に焦点を当てた調査研究はこれまであまりなされてこなかった。そこで、本発表では、質問紙調査法を用いた地域のコミュニティで活動する通訳者及び翻訳者に関する調査研究の成果を報告する予定である。なお、質問紙の内容は、回答者の属性、活動状況、労働環境、研修、役割、そして手法を中心とした項目から成り立っている。

[参加費] 会員:無料  非会員:1,000円(学生500円)
[出席の連絡] 11月26日(土)までに、西村(nishimur@tachibana-u.ac.jp)までお願いします。
なお、終了後近くの店で懇親の会を予定しています。お気軽にご参加下さい。


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