SSブログ

日本通訳翻訳学会関西支部第29回例会のお知らせ [関西支部]

日本通訳翻訳学会関西支部第29回例会を以下の要領で開催します。皆様、ふるってご参加ください。

【日時】 2012年3月24日(土)15:00~17:30
【場所】 西宮市大学交流センター(阪急西宮北口駅北改札口を出て右手、隣接の「ACTA西宮」東館6階)

【発表者】長澤小恵(神戸女学院大学大学院博士前期課程)

【題目】同時通訳の評価基準における通訳者とオーディエンスとのギャップ:オーディエンス志向の同時通訳のために

【要旨】国際会議やセミナーなどの現場で、オーディエンス志向の同時通訳をするには、オーディエンスやクライアントからのフィードバックが必要だと考えるが、実際には日本の場合、一部を除いて殆どフィードバックが当該通訳者に伝えられることはない。本研究では、海外での先行研究に基づき、日本人オーディエンスが英語から日本語への同時通訳をどう評価しているのかアンケート調査を行なった。同時にプロ通訳者にも同様の調査を行い、通訳者とオーディエンス、さらにオーディエンスの異なるグループ間での評価に対する意識の違いを考察した。又、どの程度のオーディエンスが同時通訳の聞きづらい体験をし、その理由はなんだったかについても触れたい。

【発表者】石原知英(愛知大学経営学部)
【題目】映画字幕作成演習クラスの実践―測定・評価・改善―
【要旨】本発表では、発表者が2011年度に実施した字幕作成演習クラスの報告と、その実践を通した学習者の (1) 英語・日本語の運用力の向上、(2) 字幕翻訳における制約と工夫の体験的理解について、その成果と課題を議論する。(1) について、全学で実施したTOEIC IP試験のスコアをもとに、当該学生とそれ以外の学生と比較した結果、有意な差は見られなかった。(2) について、授業評価アンケートと学期末レポートを基に記述した結果、複数回の推敲を通して、字幕翻訳の難しさや工夫についての体験的な理解が得られた一方で、よい訳についての認識が学生によって異なっていたことが明らかとなった。こうした結果を踏まえ、体系的な指導のためのノウハウの蓄積と、語学学習への橋渡しの必要性を今後の課題として指摘したい。

【参加費】 会員:無料  非会員:1,000円(学生500円)
【出席の連絡】 3月17日(土)までに、西村(nishimur@tachibana-u.ac.jp)までお願いします。
なお、終了後近くの店で懇親の会を予定しています。お気軽にご参加下さい。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。