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関西支部第37回例会@同志社大学(7月11日) [関西支部]

関西支部第39回例会の予定が決まりましたので、お知らせいたします。
初めて同志社大学で開催します。どうぞご予定のうえ、ふるってご参加ください。

【日時】2015年7月11日(土)15:00-17:30
【場所】同志社大学・今出川校地、寒梅館6階大会議室
https://www.doshisha.ac.jp/information/facility/kambai.html

発表1
【発表者】長沼美香子(神戸市外国語大学)
【題目】大学のトランスレーション(通訳・翻訳)教育におけるジャーナリズム教材
【要旨】大学で通訳や翻訳の授業を担当する教員にとって、教材選びは課題のひとつであろう。本発表では、大学教育の場において視聴覚報道メディアを教材として「訳す」ことの可能性を考察する。字幕など視聴覚翻訳は学生に人気のある分野のひとつであり、映画教材が利用される場合も多いと思われる。そのような中で良質のジャーナリズム教材に字幕をつけるプロセスに特に注目する理由は、学生たちが現代社会の直面する現実をリサーチしながら深く学び、さらなる問題意識を育てることが期待できる点にある。本発表ではまた、「学生字幕翻訳コンテスト」の企画提案についても簡単に説明し、参加者との意見交換の場としたい。

発表2
【発表者】中野真紀子(翻訳家、「デモクラシー・ナウ!ジャパン」代表)
【題目】教材としてのDemocracy Now!の活用事例
【要旨】Democracy Now!は、ニューヨークから毎日放送している非営利の独立系報道番組です。1996年にスタートし、今では北米の公共系メディアをはじめ、世界中のおよそ1200局のテレビやラジオで放送され、さらにインターネットでも配信。これまでの番組は全てアーカイブで公開されてスクリプトもついているので、英語学習教材としても活用できます。番組では商業メディアでめったに見られない多彩なゲストのインタビューや、無視されがちな当事者たちの生の声を通じて、主流論調とは異なる角度からの見方を知ることができます。日本語サイト「デモクラシー・ナウ!ジャパン」は2007年に発足し、2015年3月現在で800本の字幕動画がアーカイブにあります。上手に活用することによって、過去を踏まえた多角的な理解が可能になります。これらの字幕は多数の翻訳者が協力して作成しており、参加しながら学ぶフォーマットの基本はできていますが、より広い層に参加を促し浸透させていきたいと思っています。本発表では、教室環境を考慮した実際の字幕作成指導例を紹介しながら、教材としてのDemocracy Now!の活用方法を共有したいと思います。


【参加費】会員:無料  非会員:1,000円(学生500円)
【出席の連絡】7月4日(土)までに、田辺(tanabe(a)mail.kobe-c.ac.jp)までお願いします。((a)は@に直してください。)
なお、終了後に懇親の会を予定しています。お気軽にご参加下さい。


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