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日本通訳翻訳学会関西支部第25回例会のお知らせ [関西支部]

日本通訳翻訳学会関西支部第25回例会のお知らせ

[日時]2010124日(土)3:005:30
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場所]:西宮市大学交流センター(阪急西宮北口駅北改札口を出て右手、隣接の「ACTA西宮」東館6階)  

<研究発表1> 発表者:真木ジュリア(神戸女学院大学大学院博士前期課程)
題目:「通訳者のプロソディが、聞き手による通訳者の評価に与える影響」
要旨:本研究の目的は、聞き手が同時通訳者のパフォーマンスを評価する際、lexical prosodyが重要な要素の一つになっていることを明らかにし、不自然なlexical prosodyはパフォーマンスの評価だけでなく、通訳者自身の評価をも下げてしまうことを証明することである。本研究ではlexical prosodyの中でもフレーズ末の尻上がり・尻下がりを取り上げ、(1)質の評価にマイナスの影響を与えるのは不自然な尻上がり・尻下がり、又は、内容のエラーどちらであるか(2)評価が大幅に変わるピッチの高さはどこかを調査する為、音韻分析ソフトウェアのPraatを使用し実験を行った。その結果、フレーズ末の不自然な尻上がり・尻下がりは大きく評価に影響を及ぼすことが分かった。 

<研究発表2> 発表者:石塚浩之 (神戸市外国語大学博士課程)
題目:「同時通訳者による実体とその関係の把握」
要旨:命題構築の最小単位は述語と項の結合にある。しかし、述語と項に対応する実体とその関係の意味的内実は、言語的情報とは異なる認知的階層にある。実体と関係の情報は、言語表現にコード化された情報のみで示されるわけではなく、非言語的な認知資源から補充されねばならない。本発表では、通訳例の分析から、言語的情報とは異なる階層における実体とその関係の把握が、同時通訳者による事象構造把握の基盤をなしていることを示す。

 [参加費]会員:無料  非会員:1,000円(学生500円)
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出席の連絡]1127日(土)までに、西村(nishimur@tachibana-u.ac.jp)までお願いします。
なお、終了後近くの店で懇親の会を予定しています。お気軽にご参加下さい。

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