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関西支部第20回例会のお知らせ [関西支部]

日本通訳翻訳学会関西支部第20回例会のお知らせ

[日時]2009328日(土)3:005:30
[場所]:西宮市大学交流センター(阪急西宮北口駅北改札口を出て右手、隣接の「ACTA西宮」東館6階)
<研究発表1
氏名:高橋絹子会員(上智大学大学院博士前期課程)
題目:「日本人通訳訓練生の英日逐次通訳における共通の問題」
要旨:本研究では、9名の通訳訓練生に英日の逐次通訳をしてもらい、「訳もれ」、「誤訳」、「付け足し」の3点から分析した。その結果、「訳もれ」が最も多く見られた。本人たちのインタビューに基づきその原因を分析したところ、8項目特定することができた。原因に共通するのは、トップダウン方式の理解の欠如であった。従って、従来の少しずつ区切って訳す通訳の練習以外に、全体像を掴む練習を訓練に取り入れるべきである。

<研究発表2> 
氏名:河原清志会員(東京外国語大学大学院ほか非常勤講師)
題目:「メディア報道における社会的責任の記述形式とその通訳翻訳における言語的転移」
要旨:メディア報道は常に情報の信頼性を確保するという社会的責任を負う。それは新聞記事の場合、情報発信者による記述の責任主体の表明と記述内容の信憑性の保証(情報の出所の明示、書き手の経験位相の明示)という記述形式で果される。またテレビニュースの場合、「映像」との共起性により新聞記事と多少異なる形式を取る。このような記述形式が英日通訳翻訳においてどのように転移されている(またはシフトしている)かについて、語り手の(非)焦点化、伝達節、(伝聞性を含む)証言性、モダリティ等に注視して分析したい。
[参加費]会員:無料  非会員:1,000
[出席の連絡]321日(土)までに、船山(funayama@hcn.zaq.ne.jp)までお願いします。なお、終了後近くの店で懇親の会を予定しています。お気軽にご参加下さい。

日本通訳学翻訳会関西支部第 19 回例会のお知らせ [関西支部]

日本通訳翻訳学会関西支部第 19 回例会のお知らせ

[日時]:2008年12月6日(土)3:00-5:30
[場所]:西宮市大学交流センター(阪急西宮北口駅北改札口を出て右手、隣接の「ACTA西宮」東館6階)※会場がいつもの場所から変更されていますのでご注意ください。

<研究発表1> 
氏名:湯 瑾(タンキン)会員(日本中国アジア経済知識アドバイザー協会高級アドバイザー)
題目:「翻訳行為とイデオロギー ―『源氏物語』の中国語訳を例に―」
要旨:翻訳行為は人間の社会行為の一種であり、社会的思想観念を背景にして行われるため、イデオロギーの影響を受けることが考えられる。本発表は日本の古典小説『源氏物語』の2種類の中国語訳、中国大陸で出版された豊子愷氏の翻訳と台湾で出版された林文月氏の翻訳を比較対照して、異なる政治観、恋愛観、女性観などの意識つまりイデオロギーの各側面がどのように目標テクストに反映しているのかを考察する。

<研究発表2> 
氏名:石塚浩之会員(神戸市外国語大学大学院博士課程)
題目:「同時通訳における明示的処理と暗示的処理」
要旨:SLの入力からTLの出力にいたる同時通訳作業には、通訳者が自覚的に行う明示的処理と無自覚的な自動的認知によって行われる暗示的処理がある。心的機構における明示的処理と暗示的処理の境界は不分明であり、通訳者自身の内省が明示的処理の実態を反映しているとは限らないが、通訳の効率化、技術向上には、作業の内省と明示化は有効である。実際の通訳事例を検討し、同時通訳における認知過程と明示的/暗示的処理の諸側面を考察する。

[参加費]会員:無料  非会員:1,000円
[出席の連絡] 11月29日(土)までに、船山(funayama@hcn.zaq.ne.jp)までお願いします。
なお、終了後近くの店で懇親の会を予定しています。お気軽にご参加下さい。


日本通訳学会関西支部第18回例会のお知らせ [関西支部]

第18回関西支部例会を以下の要領で開催します。多くの方々のご参加をお待ちしています。

[日時]:2008年7月26日(土)3:00~5:00
[場所]:千里ライフサイエンスセンタービル9階903号室(地下鉄御堂筋線千里中央駅北出口すぐ)

<研究発表1>
氏名:ケリー佳織会員(フリー通訳者)
題目: “Error Analysis of a Novice Interpreter in Simultaneous Interpreting (OJT)”
概要:Barik, Altaman, Gile の先行研究をふまえて、自身が神戸女学院大学院修士課程在学中に手がけた21回のOJTを基にError分析の新しいカテゴリーを提案する。通訳教育におけるOJTの意義を論じ、カテゴリーに沿って自己のError 分析を行い、改善点を検討する。

<研究発表2>
氏名:金静愛会員(大阪大学大学院)
題目:「韓国における通訳翻訳教育の現状と課題」
概要:ソウルにある韓国外国語大学通訳翻訳大学院は、30年に渡り韓国の通訳翻訳教育において中心的役割を果たしてきた専門教育機関である。日本ではほとんど紹介されていない、韓国における通訳翻訳教育の現状と課題、そして今後の展望を試みる。

[参加費]会員:無料  非会員:1,000円
[出席の連絡]7月19日(土)までに、船山(funayama@hcn.zaq.ne.jp)までお願いします。
なお、終了後近くの店で懇親の会を予定しています。お気軽にご参加下さい。


日本通訳学会関西支部第17回例会のお知らせ [関西支部]

日本通訳学会関西支部第17回例会のお知らせ

[日時]:2008年3月29日(土)3:00~5:30
[場所]:千里ライフサイエンスセンタービル9階903号室(地下鉄御堂筋線千里中央駅北出口すぐ)
ご注意!:いつもと同じ建物ですが20階ではなく9階です

<研究発表1> 伊原紀子会員(神戸大学非常勤講師)

「翻訳を活用してリーディングスキルを高めるには」

<要旨> 最近、リーディングの授業で和訳をするのは好ましくないという論調が高まっている。これは伝統的な文法訳読法への批判に依拠するものが多い。実際の翻訳は、コンテクストを考慮せず日英の語句に一対一の対応を求める訳読式ではあり得ない。小説、宣伝、ニュース、要旨訳、字幕翻訳、再話などには、それぞれのテクストの機能に応じた翻訳法がある。事例を検討しながら、必要な箇所を適切な形で翻訳させることが、読解力やメタ言語能力の養成に如何に効果的であるかを確認したい。

<研究発表2> 新庄谷洋子会員(大阪大学大学院)

「関西における通訳・翻訳者の現状と展望」

<要旨> 通訳者や翻訳者は、同業者同士のつながりは案外薄く、業務内容や報酬についての情報交換がなされることがあまり多くない。通訳業とか翻訳業のみで生計を立てることは可能なのか。エイジェントとの関係はどうなのか。これらの疑問点を解消すべく、発表者がこの1年間に主として関西で稼働する通訳・翻訳者に、アンケートと聞き取り調査を行ってきた。その結果について報告するとともに、展望を試みる。

[参加費] 会員:無料  非会員:1,000円
[出席の連絡] 3月22日(土)までに、船山(funayama@hcn.zaq.ne.jp)までお願いします。
なお、終了後近くの店で懇親の会を予定しています。お気軽にご参加下さい。


関西支部第16回例会のお知らせ [関西支部]

日本通訳学会関西支部第16回例会のお知らせ

[日時]:2007年12月1日(土)3:00~5:30
[場所]:千里クラブ(地下鉄御堂筋線千里中央駅北出口すぐライフサイエンスセンタービル20階)

<研究発表1> 船山仲他会員(神戸市外国語大学)
「通訳の透明性とは 」
<要旨> 通訳場面から通訳者が消えることはあり得ないのであるが、透明マントを着せられることはあるかもしれない。他方、通訳(翻訳)であることを聞き手に意識させない透明な通訳はあり得る。前者は通訳者の社会的立場に関することであり、後者はコミュニケーションのプロセスに関することである。本発表では、両者の区別を踏まえて、通訳の透明性をどう捉えるべきかを論じる。

<研究発表2> 田辺希久子会員(神戸女学院大学)
「大学で順送りの訳・逆送りの訳をどう教えるか」
<要旨> 大学での翻訳の授業において新聞・雑誌記事などの翻訳練習を行う際、関係詞や接続詞を使った複文をどう訳すのか。通訳やスラッシュ・リーディングの訓練を受けた学生には順送りを中心にする人がいる一方、学校英語・受験英語からの習慣で逆送りを中心にしている人もいる。発表者の経験則では、そうしたケースの80~90%はどちらのやり方でも大きな問題はない。しかし(1)翻訳として、より日本語らしい表現にするには逆送りにしたほうがよいときがある、(2)論理の流れから言って、順送りにしなければならないときがある、(3)文が長くなったら順送りのほうがよい――という3点については学生に注意を喚起している。本発表ではNewsweekの英語版と日本語版を比較することで、発表者の経験則の検証を試みる。

[参加費]会員:無料  非会員:1,000円
[出席の連絡]11月26日(月)までに、船山(funayama@hcn.zaq.ne.jp)までお願いします。
なお、終了後近くの店で懇親の会を予定しています。お気軽にご参加下さい。


日本通訳学会 第15回関西支部例会のお知らせ [関西支部]

第15回関西支部例会を次の要領で開催する予定です。

[日時]:2007年7月14日(土)3:00~5:30
[場所]:千里クラブ(地下鉄御堂筋線千里中央駅北出口すぐライフサイエンスセンタービル20階)

<研究発表1> 中村真由美会員(プール学院大学)
「最近の福祉関連用語に見られる特徴と、翻訳者が持つautonomyの可能性につい 」
<要旨> 翻訳理論は、目標言語と起点言語のいずれを重視するかという問題に関して、時代や思想の影響を受けてきた。現在は、その判断において翻訳者の自律性(あるいは自由裁量autonomy)が尊重されようとしている。養護学校のホームページは、おもな目的が学校の紹介であり、基本的には、目標言語を重視した、英語の受け取り手にとってわかりやすい翻訳をすることが求められる。しかし、起点言語である日本語の語彙のうち、漢字表記とひらがな表記の違いに、人権意識が反映されていると考えられるものがある。そういった語彙については、目標言語を重視するテクストの中にあっても、翻訳者が自立性を発揮し、起点言語を尊重した表現を模索しなければならない。

<研究発表2> 西田万里子会員(聖和大学非常勤講師、翻訳業)
「大学の選択科目としての翻訳教育」
<要旨> 現在日本では、様々な目的で大量の翻訳が行われている。分野を限定せずに翻訳を語ることは不可能であるが、大学の選択科目としての翻訳の授業において発表者は、一般的に質の高い翻訳とはどういうものかを、翻訳理論や言語学の用語などを踏まえて考えてもらうことを目標としている。また、今学期の新たな試みとして、積極的にオンラインの翻訳を利用してのエディティングやリライト練習を取り入れ、翻訳が単に和訳ではないことの理解を深めようとしている。発表ではその過程において考察したことを論じたい。

[参加費]会員:無料  非会員:1,000円
[出席の連絡]7月7日(土)までに、船山(funayama@hcn.zaq.ne.jp)までお願いします。

なお、終了後近くの店で懇親の会を予定しています。お気軽にご参加下さい。


関西支部第14回例会のお知らせ [関西支部]

日本通訳学会関西支部第14回例会のお知らせ

[日時]:2007年3月24日(土)3:00~5:30
[場所]:千里クラブ(地下鉄御堂筋線千里中央駅北出口すぐライフサイエンスセンタービル20階)

<研究発表1> 石塚浩之氏(バース大学大学院)
「日英同時通訳における戦略分類のための試論」
<概要>同時通訳の過程では、2言語間の転換を可能にするため数々の戦略がとられる。日本語と英語の場合、言語構造が大きく異なるため、通訳の同時性確保のためにとられる戦略の意義は大きい。本研究は、セレスコヴィッチ、ジル、水野のモデルに基づき、同時通訳において採用される戦略を5つに分類し、さらに実際の通訳事例を基にそれぞれの分類の実践事例を具体的に検証する。なお本稿では日本語から英語への通訳事例のみを扱う。

<研究発表2> 堀朋子会員(大阪外国語大学大学院)
「日英医療通訳場面における訳出困難表現」
<概要>医療通訳者は、人間の生命や健康に通訳内容が影響を与え得る医療現場で活動しているため、高い正確性を求められている。そのような医療通訳場面で、日本語発話を英語に訳出する際の訳出困難表現の特徴や原因を分析し、対策に向けた考察を発表する。医療通訳における正確性の実現に関わる問題点を探るものである。

[参加費]会員:無料  非会員:1,000円
[出席の連絡]3月17日(土)までに、船山(funayama@hcn.zaq.ne.jp)までお願いします。なお、終了後近くの店で懇親の会を予定しています。お気軽にご参加下さい。
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